top of page
Image by Jeremy Ricketts

犬猫会vol.6.5『死と乙女』
 アフターノート

4.レコードを演奏する~リーディングと生演奏

演者の誰よりも衣装っぽい衣装を身に纏った音楽・生演奏をして下さった後藤浩明さんです。

S__122150922_0.jpg

生演奏での公演も初!ここでも初もの尽くし!

S__122150921_0.jpg

そして、生演奏によるリーディングはまさにセッションでした。

レコード盤やプレーヤーさえも楽器として扱い、針を落とす場所によってはいつも必ず同じ音から始まるとはかぎらない。

コントロールされながらもその日の間合いやニュアンスで刻々と起こる変化、それは役者の声も同じことでした。

初日、楽屋に戻ってきたときの後藤さんの第一声「楽しかった~!」

私はちょっと必死でヘロヘロだったので、思わずその言葉に笑ってしまいました。

たしかに、セッションは楽しい。台詞の応酬も音の応酬も同じくらいに。

LINE_ALBUM_『死と乙女』集合写真_240421_1.jpg

整頓された音楽ブース。

稽古場のお茶場もいつも後藤さんが整頓して下さいました(あれ?)

 

お客様から多数質問がありました。

「あれはなんていう楽器なんですか?」

 

“ウォーターフォン”

 

だそうです。

私も今回初めて知りました。

(ピアノの左足元にあるトゲトゲした楽器です。良い写真がなくすみません。。)

 

後藤さんが照明を点けて、

ピアノからレコードへ移行し、

レコードを出してセッティングして、

ノイズ音が流れるまで、の

その時間。

この音を受け取って次の場へ行くのが、好きな瞬間でした。

 

セッションは、役者だけじゃないですね。

bottom of page