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Image by Jeremy Ricketts

犬猫会vol.6.5『死と乙女』
 アフターノート

6.2時間半を共に走り抜いて下さった役者さんたち

最後の稽古にして初めて撮った役者+演出の集合写真です。

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犬猫会、初出演の林田一高さん。ロベルトを演じて下さいました。

いっこうさん、とみんな呼んでます。

演出水野さんについに「お口ミッフィーにしてください!」と言わしめた、お喋り好きないっこうさん笑。ご自身も主催公演をされたこともある、いっこうさん。ポンコツ犬猫を温かく見守りつつ、一緒にリーディングとは何たるや、我々の『死と乙女』をどう立ち上げるかを探求して下さいました。

ロベルトはクロなのか、シロなのか。

 

本編でははっきり明かされず、原作もそれを明かさないことを意図して書かれています。

それをどうお客様に提示するかは現場の解釈によりますが、稽古場での共通言語は「今日のロベルトさんはクロベルトでした。」最終的に、間を狙ってほしいというノートに「グレベルトになる!(クロ⇔グレー⇔シロ)」と意気込むいっこうさんでした。狙って調整できるのが、さすがです。

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そんないっこうさんが「じゅじゅ~」と呼ぶ、寿寿さん。

犬猫会には3度目のご出演。初リーディング、初海外戯曲という犬猫会の初もの尽くしに一緒に取り組んで頂きました。

働き者の我らが師匠ですが、本番の前日と翌日にもお仕事を入れてらして…師匠、休んでください。そんな多忙な中、台詞合わせにも沢山お付き合い頂きました。

ヘラルドを演じて下さいました。パウリナとロベルトに挟まれたヘラルド。両者との関係性によって立ち振る舞いが大きく変わる役どころ、パウリナの居方も稽古しながら随分と迷いながらだったのですが、その度にしっかり受け止めて下さるので、私もいろいろ試せたなと思います。寿さんはいろいろと探るなかで気付きがあったようで、稽古場での共通言語に「ツマブキヒサシ」が誕生しました。

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先輩おふたりに見守って頂きながら、山下はノビノビやらせて頂きました。

お腹が空いただ、お腹が鳴るだ、エネルギー摂取についてばかり気にする山下を、優しく見守って頂いて…すいません、腹のことばかり。ともかく自分でもびっくりするくらいエネルギーの消耗が激しくて、通し稽古はまさにフルマラソンの練習のような、2時間半という体感時間に慣れるための稽古のようでもありました。

2時間半、どうやって集中力を絶やさず、どうやって2人と会話をし続けるか。

パウリナは2人の言葉に何を受け取り、何を思い、どう変化するのか。

『死と乙女』を我々がどう受け止めて、どうお客様に伝えるか。

この探求を、いっこうさん、寿さんとご一緒することができて、良かったです。

 

ありがとうございました。

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