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6.感想交感場「犬猫のオアシス」のはなし

毎公演、上演開始までの1時間と終演後の1時間程開放していた「犬猫のオアシス」。これも犬猫会初の試みでした。

 

発案は犬野さん。お芝居を観たあとに込み上げる胸の内のモニョモニョした何かを共有する場が、これまでこそ観劇後のお茶の場とかだったりしたけれど、コロナ禍でそんなひと時もめっきり減ってしまった。どこかに、そのモニョモニョを共有できる場を作れないだろうか、という思いからでした。そこで、オアシスに水を求めて様々な生き物たちが集まるように、お客様にも集い語らってほしいという願いから「犬猫のオアシス」と名付けました。

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いかに会話のきっかけをつくるかを主に制作チームで話し合い、アーカイブ企画の展示も同時に行うことに。
 

当日の会場レイアウトは、アーカイブ担当の森田さんが考えてくれました。

・犬猫会の前回公演までのチラシや、使用した衣装・小道具の展示

・今回の役者インタビューも含む動画の投影

・役者・スタッフの皆様にお答え頂いた3つの質問の回答が書かれたカードの配布

・感想交感場

主にこの4つのコーナーと、密かにZOOM面会コーナーで構成されていました。

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そう、例のテントとかね。座り心地の良いあのキャンプ椅子とかもね、体験できたんですよ。

訪れて下さったお客様の感想や、役者・スタッフのアンケートへのリアクションが書かれた手書きのメモが日々机を埋めていき、お互いの感想に目を通される様子は、まさに感想交感の場でした。

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とはいえ、実際にお客様同士で語らうのはハードルが高かったとのお声も。例えばゴロゴロと床に足を投げ出せるようになっていたら。お茶やお菓子を片手にお喋りができたら。と妄想膨らむも、まだまだ感染症対策の観点から実現が難しいこともありました。

 

これからも、今できることを探りながら様々な企画を考えていきたいと思います。こうご期待を!

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