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9.魅力たっぷり役者のはなし

本当は幕の上がる前にしたかったのに、すっかりおんぶにだっこばかりで紹介すらできなかったのでした。役者の皆様!

 

たいがくんと我らは呼ぶ。大河日氣さん。

2019年の『MURAL-ミューラル-』に出演してもらってから2度目の出演でした。私は、カメラを向けた時にパチッとウインクできる人を他に知らない。(アーカイブページ内の動画をチェックせよ!)チャーミングと爽やかと芝居に対する真摯さと三拍子のたいがくんは、今回も「これって未世のヒトっぽくっはないですよね」と細やかに未世の世界を形作ってくれました。そういえば「MURAL-ミューラル-」でも人外だったかも。。ところで、彼は結構ニヤニヤしてる。舞台上で起きてることをよく見てるからなんだけれども、巻き込み事故も起こしやすい。笑いは伝染して稽古が進まなくなるのです。要注意。本番中も貰い笑いしそうになったのは秘密です。

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おがともさんこと小川友子さん。

2020年、犬猫会初のテント公演『ニホンのドコカのヒトヒト』にご出演頂いて今回が2度目。この方にご高齢の役を演じて頂いたら右に出るものはおりません!『ニホンの~』のうちの一作品の(短編オムニバスで作品あった)なかでも、認知症のおばあちゃんを演じて頂いたのですが、とんでも素晴らしかったのです。が、ハツラツとした母ちゃんや、テンショウ様のように高貴な方までしなやかにこなされる。さすがです。今回弓をひくシーンがあるため役者の皆さんと弓道の体験に赴いたのですが、その後何度か足を運んで練習をして下さったそう。さすがです。ワークショップの講師も務めていらして、稽古場で煮詰まっていると「ここは、こうした方が上手くいくかも」とさっと手を差し伸べて下さる。小川先生!ありがとうございました!女子楽屋のなんでも拾い屋1号でもあります。

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犬猫初登場の小谷真一さん。

小谷さんとは、尾米タケル之一座さんで度共演させて頂いたことがきっかけで今回初めてご出演頂きました。お茶目たっぷり小谷さん。今回はなかなか遊びどころが少ない役どころで窮屈したかもしれないのですが、あんなとここんなとこでお茶目を振り撒いて下さる小谷さん。お芝居への信頼はもちろんですが、作品を立ち上げていくにあたって、解釈や言葉の選定やいろんな面でアドバイスも頂きました。作中で「素」たちがやまびこのように発する「とある言葉」があるのですが、実は最初の本読みでは違っており、これも小谷さんのあるアイディアを採用させて頂き変更したのでした。

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じゅじゅさんだったり、我らが師匠だったり、寿寿さん。

2020年、犬猫テント公演『ニホンのドコカのヒトヒト』にご出演頂いた時から、師匠と呼ばせて頂いております。この度稽古場では匠(たくみ)と呼ばれていたこともあったかもしれない。気付いたら小道具の修繕・改良に着手して下さっており、稽古のタイムキープをして下さっており、アーカイブ撮影の司会もお任せさせて頂いてました。そう、2020年も衣装をちくちく縫って下さったり、テントの張り方を検討して下さったり、犬猫の行き届いてないところをサッと手助けして下さっている。『The Reed』のキーパーソンでしょうか、エピソード0はここから始まる、そんな人物を演じて頂きました。師匠、いや匠、ありがとうございます。

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山下と後ろ姿がそっくりだったと噂の土屋詩織さん。

山下を筆頭に女性陣は比較的小柄な座組でした。一部では詩織さんと後ろ姿のシルエットがそっくりだったとの噂が。詩織さんとそっくりだなんて光栄であります。詩織さんは2019年『MURAL-ミューラル-』にご出演頂いてから今回が2度目。その後にオンラインで開催した朗読(2021年「山猫秋の感謝祭」Youtubeにてアーカイブ配信中)にご参加頂いたり、あるワークショップに一緒に参加させて頂いたりとご縁が続いています。この度はラジオ(FMよこはま なでしこhttps://www.fmyokohama.jp/nadeshiko/2023/02/post-4395.html)にも出演頂きました。力を抜いて呼吸をすること。当たり前かもしれないけれど、余裕を失うと当たり前のことができなくなるものだから、いつも意識的でいる詩織さんはこの当たり前が得意で、それは相手に対しても効果を発揮しています。詩織さんの前では自然に呼吸が深くなります。女子楽屋のなんでも拾い屋2号。

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むーさんこと村山かおりさん。

2022年『前夜』にご出演頂いて2度目。オンライン朗読にもご出演頂きました。徹底して懐に落とす。納得して前に進む。だから足元がしっかりしている。作品の解釈についてたくさん対話を重ねることで、お互いに一緒に理解を深めていって下さいました。最後までどうすれば作品が良くなるか、前向きに考えて下さり、たくさん励ましても貰いました。『精霊の守り人』や『十二国記』のようなファンタジー作品好きにオススメと言って下さったのもむーさんでした。どちらも好きな作品だったのでそのように紹介してもらうのは嬉しかったのです。そして、実はアニメ好きだとは、知りませんでした。女子楽屋のなんでも拾い屋3号。

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よっしーさんこと𠮷田みずほさん。

2022年『前夜』にご出演頂いて今回2度目。オンライン朗読ほか、ワークショップでもご尽力下さっていて、頼りにしまくっています。『The Reed』の主人公、成田みのるを演じて下さいました。出ずっぱりとはこういうこと。よっしーさんのお休みのシーンって、中盤のあのシーンだけ…?大変な役目を引き受けて頂きました。誰よりも大変なはずなのですが、慌てるよっしーさんをあまり見たことがありません。できるできる!なマインドは、他者に対してもいつも開かれていて、褒め上手なよっしーさんです。女子楽屋のなんでも拾い屋4号。

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ところで女子楽屋のなんでも拾い屋ですけれども。つまり、誰かの独り言は拾い屋によって拾われ、瞬く間に独り言ではなくなる。それはそれは(男子楽屋からうるさかったという感想を頂くほどに)陽気な女子楽屋だったのでした。

ちなみに、男子楽屋は差し入れのお菓子を分配し渡しに行った際、全員「わーい」と受け取って下さって嬉しかったと制作の加藤さん情報を頂きました。

舞台あるあるですが、役者の屍が舞台上に転がっているのがマチソワ間の恒例の風景となってました。それを目撃した広報磯貝氏がとても驚いていました。

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さて、ここまでアフターノートをご覧下さった皆様、ありがとうございました!

舞台とは様々な技術が結集し、それらがひとつになったパワーを全身で浴びるような体験です。どれひとつ欠けても成り立たず、見どころ満載で一度見ただけでは気が付かなかったところもたくさんあったのではないでしょうか。

初めてご覧になる方は、ぜひ舞台の全体も想像しながらご覧ください。舞台も観て下さった方は、ぜひ新たなポイントを見つけてみて下さいね。皆様に再び『The Reed』をお楽しみ頂けましたら幸いです。

 

いよいよ、配信スタートです!

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